海外ドラマ “グリー”(glee)が愛される理由を10つに分けてご紹介します。
デラ(@DeraDrama)です。
ミュージック・コメディ・ドラマ「グリー」。放送から10年以上たった今でも名作と呼ぶに相応しいこのドラマ。その理由はこの10つに集約されていると思います。
今回はそのグリーが愛された素晴らしい点をまとめてみました。
グリーの愛すべきポイント
メッセージ性
グリーというドラマには様々なメッセージが詰め込まれています。
恋愛、不得意、いじめ、LGBT、人種差別、ダウン症、将来への不安などなど…ドラマはコレらを通して見ている人たちに教えてくれます。
「自分を偽らずに、自分のままでいて大丈夫」ということ。
高校が舞台というだけあり、主に若い人に向けたメッセージとなっていますが、大人になってからでもそのメッセージの強さは変わりません。
自分自身に自信が持てなくなった時、グリーを見れば答えが見つかります。
レイチェル&フィン
グリーには様々なカップルが誕生します。その中でもドラマを通してメインカップルと言えるのは、やはりレイチェルとフィンのカップル。
一般的な高校生のカップルらしく、別れてはくっついったり、喧嘩したり嫉妬したり。高校時代に同じような体験をした人も多いと思います。
そのため、共感できるこのカップルがドラマの面白さの1つと言えると思います。また、この二人はプライベートでも付き合っていたというのも見ているファンには嬉しいこと。
フィン役の”コリー・モンティス”には悲劇があり、ファンとしては悲しい結末となってしまいましたが、グリーにとってこの2人の恋愛は欠かせません。
シュー先生
シュー先生(ウィル・シュースター)はグリークラブを復活させ、ニューディレクションズを作った高校の先生。シュー先生がいなかったら彼らの物語は生まれなかったかもしれません。
先生といっても完璧というわけではなく、時には酒によって失敗したり情けない姿も見せることがあります。そんな人間らしいところもいいところ。
どんな時でも歌の可能性を信じて忘れることなく、生徒たちを導いていきます。素晴らしい先生と言えるでしょう。
そして何よりエマ先生との恋愛も初々しくてかなりキュート。
衣装
グリークラブということもあり、毎回コンテストや課題で着る衣装は素晴らしいクオリティで歌の良さや表現を確実に広げます。
特にレディー・ガガの真似をして着た衣装はかなり個性的で見ている人を楽しませてくれます。
そしてこのドラマの舞台は高校。生徒は「自分は何者なのか?」、「自分はどう思って欲しいのか?」ということに気にする時期でもあります。
その自己表現の1つが着ている服。アメリカの高校生らしい服の着こなしもドラマの重要な一部です。
名曲のカヴァー
グリーでは毎回様々な曲がパフォーマンスとして演奏されます。そのほとんどがカヴァー曲です。
海外のドラマなので日本で馴染みのある曲もあればそうでない曲もあります。またその放送時に人気となった楽曲も多く使われていて、今となっては少し古く感じる曲もあるかも。
しかし多くの曲に曲調の変化をつけたバージョンであったり、2つの曲をミックスさせて歌う「マッシュアップ」など、知っている曲でも新しい良さを見せてくれます。
そしてその曲の良さからgleeのCDが多く発売されています。
成功と挫折
人気のあるドラマにはキャラクターには挫折や失敗があります。それらをもがき乗り越えたときに感動が生まれます。
グリーにももちろんそれらの葛藤が各キャラクターにあります。失敗であったり、自分を嫌いになったり、相手を失望させたり…
特に高校生が感じやすい挫折が多いです。
しかしそれらに真正面から立ち向かい、困難を乗り越えていきます。その方法が歌であるというところがグリーの特別なところでもあります。
勝負
地区大会、州大会、全国大会。そして他校とのセッションバトル。
グリーには仲間同士の葛藤だけでなく、競技大会など相手と競い合うことがあります。非常に熱い戦いで、対戦相手もハイレベルなため見ていて手に汗握ることは間違いありません。
そしてその思いにかける姿や、順番前の緊張など、舞台に立ったことある人なら同じ経験をした人もいると思います。
最初は弱小で、人数も足りなかったニューディレクションズが、どんどんと上に駆け上がっていく姿は感動しかありません。そしてたとえ勝負に勝っても負けても、大切なことを見せてくれます。
普段はいざこざが絶えないメンバーたちも、大会では一つとなって戦う姿を見ると、何回見ても心が震えます。
スー先生
スー先生(スー・シルベスター)は特別です。基本的なスー先生はグリークラブやシュー先生と敵対する悪役です。
スー先生の妨害や嫌がらせは、一見目に余るものがあります。しかしエピソードが進むにつれ、それがドラマに欠かせないものになります。
もはやスー先生の存在がグリーを強くして、グリーを存続させているような。そうゆう意味ではシュー先生と全く同じです。
そしていつもは傲慢で意地悪なくせに、肝心なところでは優しさ全開になります。そのギャップに必ず誰もがハマってしまうでしょう。
カート&ブレイン
カートとブレインも普通のカップルと同じく愛し合い時にはケンカもします。
しかし彼らはいわゆるLGBTです。よって普通のカップルよりも多くの障害が立ちはだかります。
だからこそそれらを超えていく彼らの恋愛は普通のカップルの恋愛よりも色濃く、見ていて様々な気持ちを与えてくれます。
そして何より彼らのキャラクターが本当に愛すべきキャラであり、どんなカップルよりも応援したくなる2人です。
負け犬
Loser like me(私のような負け犬)。これはグリーというドラマが詰まった言葉だと思っています。
グリーのメンバーは学校でジュースをかけられてしまう底辺でした。しかしそこから仲間を作って努力して1つの形を作っていきました。
オリジナルソングとして生まれた”Loser like me”という曲を歌っている時のグリーメンバーは、誰も負け犬でなんかではありません。むしろ輝いています。
負け犬だった私たちが、今こんなに楽しく歌っているよ!という物語が詰まった素晴らしい曲でありパフォーマンスです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
グリーを見たことある方なら必ず共感できたであろう今回の「グリーの愛すべきポイント」。
人生には悩みがつきもの。だからこそ悩みの詰まった高校生たちの物語が見ている人を強く魅了するのだと思います。
特に彼らと同じ若い世代の人には是非とも見てほしいドラマ。もちろん大人が見ても楽しめますが、若いうちにこのドラマに出会えた人にはいろいろな可能性は感じれるでしょう。