こんな方々のために書きました
- ドラマ「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」を観た
- でも…あまり楽しめなかった
- 他の人のドラマの感想を知りたい
Hey Guys!デラ(@dera_desu)です。
ニコール・キッドマン主演のミステリアスな海外ドラマ「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」(以下ナインパーフェクトストレンジャー)。シーズン1を観て、『うーん…』となってしまった方、いますか?
と言うことで今回は、ドラマ「ナインパーフェクトストレンジャー」のシーズン1を見た後に私が感じたドラマの「残念なところ」を紹介させていただきます。
『いや!このドラマは面白かった!』という人や『なんか期待外れだった…』と思った人など…ドラマを観て何かを感じた方に見ていただきたい内容です。ご興味ある方は是非最後までご覧ください。
※これ以降はシーズン1のネタバレを含みます。まだ見ていない方はご注意ください。
簡単なあらすじと予告編
高級ウェルネスリゾート「トランクライム」に集まった9人の男女。彼らは新しい自分に出会うためにやってきます。
参加者たちは、そこで様々なセラピーや活動を通して健康を手に入れたり、つらい過去や忌まわしい記憶を忘れることにより「新しい自分」に出会うことが目的です。
そしてその「トランクライム」のオーナーこそ、謎多きロシア人美女のマーシャ(ニコール・キッドマン)なのです。
シーズン1の結末を一言で言うと…
これは「オーナーが死んだ子供の幻覚に合うために、お客を利用しドラッグを決めまくる」ドラマです。
これだけ見ると『なんてドラマだ!』と言いたくなってしまいますが、ほぼそんな感じで間違いないと思います。
ドラマの雰囲気や俳優陣等は良かったのですが、非常に残念なドラマだった、と評価せざるを得ませんでした。
ここからは、ドラマの中で「ここが残念だった!」というところをピックアップしてまとめました。私と同じ気持ちの方々に共感していただけたら嬉しいです。
意味のなさすぎるタイトル
このドラマのタイトルは「ナインパーフェクトストレンジャー」。これは英語で表記すると”Nine Perfect Strangers”となります。
日本語の意味にすると「見ず知らずの9人」または「9人の完全な他人」という感じです。つまり全く関わりのない9人が集まったストーリーです。
このドラマのタイトルから『お、この9人に色々起こるのか?』や『全然知らない9人かと思いきや、実は繋がりがある9人なんだろう?』と思いめぐらせる方も多いと思います。はい、私も同じです。
しかし先ほどお伝えした通り、このドラマの中心はオーナーであるマーシャがメインであり、9人の中に重要な人物は多くありません。
また、その9人に繋がりあるのかな~と思いきや…ないんです。ホントに「見ず知らずの9人」なのです。
タイトル【9人の完全なる他人】ドーン!!
↓
『とか言ってホントは関連あるんでしょ~?』
↓
9人は完全なる他人でした…
↓
『・・・』
まさかそっちのヒネリを入れてくるとは…これが作者の狙いだとしたらまんまと引っかかったことになりますが…その狙い、何ですか?
悪すぎるテンポ
かなりミステリアスな雰囲気に「9人の他人」という怪しげなタイトル。そして謎の施設に怪しげな美魔女…と、見る側を「これでもか!」と期待させてくれましたが、実は大きな話は2つだけなんです。
- 全く関係ないと思っていた参加者の一人が、かつて主人公を殺そうとした犯人だった。
- ドラッグを使い、死んだ家族と会うことができた。
ストーリー展開的に重要な意味を持つのは全8話の中で第7話と最終話のみです。それ以外の話はあまり関係性がありません。ギュッとしたらきっと8話も必要ないでしょう。
なのでシーズンの途中辺りでは「テンポが悪いな…」や「ちょっと退屈だな…」と思った方、きっと多いと思います。
重要な意味を含みそうな物語を引っ張ります。最初は『おお…?』と興味をそそるもその後の変化がなく…
全8話というの満たすために必死に伸ばした感じが見えてしまい残念に感じました。
必要ない登場人物が多すぎる
このドラマは、娘を無くしてしまったマーシャがまた娘に会うためのストーリーが本筋となっています。
そのためにマーシャは参加者たちのスムージーにドラッグを入れます。それは気持ちの開放や治療のためと思われていましたが、結果的には「ドラッグによる幻覚を見る者たちを見つけるため」でした。
そしてこのドラマの重要なポイントとして、この参加者たちは「マーシャによって選ばれた」という設定があります。つまりこのメンバーには意味がないとおかしいのです。
ドラマでは息子を無くして心に大きな傷をおった3人の家族が登場します。そして彼らが幻覚を見たことで、マーシャもそれに合わせ娘に再会することができます。
また1人の女性”カーメル”(レジーナ・ホール)は、マーシャにって関連のある人物でした。過去にマーシャとも色々あり、マーシャが彼女を呼んだ理由もわかります。
しかし残りの5人はどうなのか?関係ありません。普通にマーシャにとってはお客さんでしかないのです。
これも作者による「全員関連ある」と思わせておいて「半分以上は関連無し」という作者の狙いなのでしょうか…その狙い、何ですか?
弱すぎるエンディング
エンディングに関しては色々な評価がありそうですが、やはり個人的には「弱い」と思えざるを得ませんでした。
素晴らしい終わり方をしたキャラクターもいます。息子の自殺という痛みを乗り越えたマルコーニ一家のエンディングは素晴らしいものがありましたね。
幻覚であったとしても、突然去ってしまった息子に対して家族でお別れを言えたことは、彼らにとって望んでいたことであり、止まっていた家族を再び動かすことができました。
ただ、それ以外の登場人物はどうでしょうか?
確かに皆それぞれが次に向かって進みだし、新しい人生を歩き出しました。あのカーメルでさえも、大きく変わりましたね。
しかしエンディングとしてはかなり「弱い」と思いました。全てがきれいに収まり、何事もなかったと思えるほどな終わり方なんです…
激しい乱気流を乗り越えボロボロになりそうな飛行機が、着地だけ何事もなくきれいに着陸…
そんな終わり方。。ここでもやはり肩透かしを食らったような気分です。
まとめ
今回はドラマ「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」シーズンを観て感じた残念なポイントをまとめました。最後にまとめてみましょう。
- 期待させて…そうでもない内容
- 必要ない登場人物
- 弱いエンディング
これはすべて最初の期待値が高すぎたのかもしれません。俳優陣の有名さと上手すぎる予告編に勝手にハードルを高くしてしまったパターンでしたね…
この他にも「ナインパーフェクトストレンジャー」や別のドラマ情報もあります。お時間ある方は是非ごらんください!