Hey Guys!デラ(@dera_desu)です。
Amazonプライムビデオの海外ドラマ「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」(以下ナインパーフェクトストレンジャー)。シーズン1のラストまで観た方で、最終回のラストのシーンで『おやっ?』と思った方、いらっしゃいますか?
こんな方々のために書きました
- ナインパーフェクトストレンジャー観た
- ラストの意味が気になった…
- 最後は現実じゃない!と思う人
ということで、今回はAmazonプライムビデオの海外ドラマ「ナインパーフェクトストレンジャー」ラストシーンについて考察してみました。
ドラマを見た方でラストの終わり方にモヤモヤした方や、ラストシーンの真実が知りたい方は、是非最後までお付き合いください。
シーズン1のラストシーンネタバレ
※これ以降はシーズン1のネタバレ含みます。まだ見ていない方はご注意ください。
デライラの告発により、マーシャは警察に連行されてしまう。そしてそれ以外のメンバーはみなそれぞれ新しい生活を歩んでいくことに。
小説家の”フランシス”は元プロのアメフト選手”トニー”と一緒になり、トニーも娘たちと仲直り。2人で話していた犬も飼います。
ベンとジェシカはリゾート「トランクイラム」のスタッフとして働くことに。今度は自分たちが世話する側に回りました。
カーメルは過去を乗り越え前向きになり、自分の過去の体験を踏まえ、悩みを抱えた人へのセラピーの指導者となります。
ラーズは元カレとヨリを戻し、そして望んでいた子供を授かり親となります。そしてそこには有名雑誌「ニューヨーカー」に取り上げられた彼の記事が。
ヤオとデライラは2人でボランティア団体に入り、人々を助ける活動をすることになります。
マルコーニ一家はザックの死を家族全員で乗り越えました。3人で手を取り前を向いて生きていくことに。
そしてマーシャは、黄色のランボルギーニに娘と乗り、海沿いの道を走っていきました。
ラストシーンで気になった点
このラストシーンを見て気になった点。私は明らかに不自然さを感じました。
それはトランクライムを出た後に、全員が素晴らしい人生を送っていることです。
その理由は最終回のあるシーンが関連しています。それは各参加者の火事が起きている(ように見せかけた)部屋での告白です。
カーメルを救おうとし、一緒に小部屋に閉じ込められた参加者たち。火事になってしまったと思い、そこで全員が死をイメージしたときに、人生に対する悔いを告白していきます。
閉じ込められたのはラーズ、カーメル、フランシス、トニー、ベン、ジェシカの6人。結果としてそれは「本当の火事じゃない」とわかりました。それと同時に【自分のしたいこと、心から求めていること】が明らかになりました。
ここから出れたらやりたいこと
- ラーズ:元カレとやり直し子供を持ちたい
- カーメル:過去を捨てたい
- フランシス:トニーと一緒に住みたい
- ベン:働きたい
- ジェシカ:人の目を気にするのをやめて、事業を始めたい。ボスになりたい。
これはつまり彼らが自分の人生で求めていることですね。「あー、こうしたいなぁ」という彼らの理想の形です。
そしてラストシーンでは全てこれらの理想の通り描かれるのです。
そんなことがあるのでしょうか…?うまくいきすぎではないでしょうか?そう考えると…あれは現実ではないのでは…?
ラストシーンは現実?それとも創作?
※これ以降は筆者の推測も含みます。あらかじめご了承ください。
さあ、ここからが本番。結局あの「ナインパーフェクトストレンジャー」のラストシーンは現実の話だったのか?それとも偽りなのか?
私はこの問いに対し、「フランシスによる創作(フェイク)である可能性が非常に高い」と言わせていただきます!つまり「フランシスによる創作説」です!
ドラマではそれを示唆する内容がいくつか出ていましたので紹介します。
フランシスが本を出版している
早速ですが、この事実が「フランシスによる創作説」の一番決定的なものです。
最終回のラストシーンで、ランボルギーニに乗って海沿いの道を走るマーシャ。そのマーシャの車には1冊の本があったことに気づきましたでしょうか?
これがそのシーンです。
少し見にくいですが、ここには確実に”Frances Welty” “Nine Perfect Strangers”の文字が。”Frances Welty”はフランシス・ウェルティー、フランシスの本名です。
つまりこのナイン・パーフェクト・ストレンジャーという物語はフランシスによって書かれた、ということがわかります。
最終回でトニーとレストランに行った際、フランシスは店員の女性に「紙とペンを貸してほしい」とお願いします。そしてそこにトランクライムのことを書いているのです。
つまり最後のシーンはフランシスによる創作。フランシスが「みんな今後はこうなっただろうな」ということを描いたのがラストシーンなのです。
登場人物が全員ハッピーな終わり方をしているのは、フランシスの優しい人柄が表れているのでしょう。
マルコーニ一家だけ書かれていない
各登場人物たちの今後の様子が書かれていましたが、実はマルコーニ一家だけ具体的な詳細が書かれていないんです。
他のキャラは結構細かい描写が書かれていました。ベンとジェシカの夫婦はトランクライムで働いていたり、ラーズは元カレと子供を育てていたり…
しかしマルコーニ一家だけはただ家族が車に乗っているだけ。過去を乗り越えたのはわかりますがその後の生活は書かれていないんです。
これは「フランシスがマルコーニ一家の今後の理想の生活を知らなかったから」ととることができます。なぜなら彼らは他のメンバーのように部屋に閉じ込められ今後の理想を話し合うことをしていなかったからです。
フランシスは彼らが息子の死を乗り越えたことは知っているはずでしょう。しかしそれ以外は知る由もなく、あのようなシーンしか書けなかったのだと思います。
マーシャのみ現実のラスト
本のためにフランシスがレストランでメモを取ろうとするシーン。これは他のキャラクターたちの今後の様子が映し出される前に登場します。
しかし、理想の生活が映し出された後に、再度メモを取るフランシスのシーンが。レストランで寝ているトニーの前で書いているのです。
そしてそのシーンの後に、マーシャがランボルギーニに乗っているシーンとなります。そして再程紹介した「フランシスの書いた本」が登場します。
「フランシスによる創作説が確実」とみなすと、メモを取り始めてからこの本が登場するまで、がフランシスの創作でそれ以降は現実ということになります。
つまり、ランボルギーニに乗っているマーシャは現実で、それ以前のみんなの幸せなシーンはすべてフランシスの書いた本による創作物、ということになります。
そうなると、マーシャは娘と一緒に過ごすことができているようです。彼女は幻覚なので消えてしまいますが、彼女の目には映っているのでしょう。
ってことは…ベンのランボルギーニは…マーシャに盗まれたってことでしょうか…!
まとめ
今回は海外ドラマ「ナインパーフェクトストレンジャー」シーズン1最終回のラストシーンに関して考察しました。私の考えを最後にまとめておきましょう。
- マーシャ以外のラストは小説家フランシスの創作!
- マーシャは娘(幻覚)と共に過ごすことに
- ベンのランボルギーニは盗まれた!
よってこのドラマの本当のエンディングは映し出されていない、というのが私の意見で考察結果となります!真実は…はたして?皆さんの意見も聞いてみたいです。
他にもナイン・パーフェクト・ストレンジャーの記事や、別の海外ドラマの記事もあります。お時間ある方は是非ご覧ください!