アマゾンプライムビデオの海外ドラマ「ボッシュ」っておもしろいのだろうか?
という疑問に答えます。
ロサンゼルスを舞台に、渋すぎる刑事が悪と戦う大人向けの本格派海外ドラマ「ボッシュ」。
このドラマ、100%自信を持っておすすめできるドラマです。
ということで、プライムビデオのオリジナル作品「ボッシュ」のオススメポイントを紹介させていただきます。
ドラマの特徴や見るべきポイント、そして海外の有名情報サイトの評価をまとめました。
これを読めばきっとボッシュを見たくなりますよ!ぜひ最後までごらんください。
ボッシュ…とは?
ドラマのタイトルである「ボッシュ」とは、主人公”ハリー・ボッシュ”の名前から来ています。
ボッシュはロサンゼルス警察のベテラン敏腕刑事。現場一筋で地道に犯人を追い詰めていく職人気質な刑事です。
寡黙なタイプで、バツイチ。まさに大人の渋さを凝縮したような硬派な男。
なお「ボッシュ」はアメリカの作家”マイクル・コナリー”のハードボイルド小説をドラマ化したものです。
原作は「ハリー・ボッシュシリーズ」と呼ばれ、累計5000万部も売り上げるほどの人気小説です。
「ハリー・ボッシュシリーズが映像化される」というだけあり、製作陣の本気度がうかがえるドラマです。
おすすめする3つの理由
海外ドラマ「ボッシュ」をオススメする理由を3つに分けてご紹介します。
本格派の刑事ドラマ
ボッシュの魅力は「リアルな警察の中身を見ることができる本格派刑事ドラマ」だということ。
刑事ドラマは人気があり、多くの海外ドラマがあります。最近はそんな刑事ドラマにも色々特徴があったりしますよね。
超ハイテクな機械やテクノロジーを使って犯人を見つけたり、元犯罪者と手を組み犯人を探したり、中には特殊能力で犯人を追い詰める刑事も…
ドラマ「ボッシュ」にはそんなものはありません。じゃあどうするか?
聞き込みするんです。
被害者の家族に話を聞き、事件現場にいたホームレスに話を聞き、近くのお店のウェイトレスに話を聞き…少しずつ、そして確実に犯人に迫っていきます。
また、海外の刑事ドラマの大きな見どころの1つが「銃撃戦」。
海外ドラマでは市民がいることもお構いなく、街中で派手にドンパチやっちゃう作品もたくさんありますよね。日本人からしたら驚くシーンばかりですが…
ドラマ「ボッシュ」にはそんな非常識はありません。じゃあどうするか?
控えめに撃ちます(?)
そして、警察とは切っても切り離せない政府との関係性。ボッシュでもその関わりはしっかりと描かれています。
事件の解決のためにと言いながら全ては選挙にしか興味がない政治家。
政治家の恩恵を受けるために職権を好きに使い保身に動く警察署。
ドロドロした人間関係や、金と権力のクロい繋がりなど…刑事ドラマには欠かせないダークな部分もしっかりあります。
刑事ドラマの良いところが全て詰まっている、まさに「本格派ドラマ」です。
普通すぎる俳優陣
演技がもう…普通すぎる…
いや、語弊がある言い方をしてしまいましたが、もちろんそれは演技のレベルではありません!
みなさんはこんなドラマにウンザリしませんか?
演技力はないけど人気があって視聴率が取れそうなタレントを使うドラマ。
とりあえずイケメンと可愛い子だけを使って話題になろうとするドラマ。
あからさまにわかるとウンザリする人も多いと思います。私は「ウンザリ派」です…
しかしこのドラマ。そんなことは無視したかのような、あくまで役に忠実な俳優ばかりを起用しています。
いや、だからと言って出演者が「人気がない」とか「イケメンではない」とかではないですよ!ほんと!
これはつまり、製作者側が「本気で最高のハリー・ボッシュ・シリーズ作ろうぜ!」と考えてるのがよくわかる、ということです。
そして出演している俳優陣の演技力。登場する俳優がみんな『本当に役者さんなの?』ってくらいキャラクターに馴染んでいます。
実際の警察官や犯人を雇い、そのまま撮影したかのような…とにかく違和感がなさすぎます。演技が最高にうまいのです。
なので、捜査に関係する刑事さんたちがみんなおじさんです。若干若い刑事もいますが、基本おじさんです。
もう女性ウケなんて狙ってません。
そしてボッシュの上司も、グラマラスでナイスボディの金髪アメリカ美女!なんてことはありません。普通におばさんです。
こうなったら男性ウケも狙ってません。
じゃあどこの誰を狙っているのか…
そうです、それは「本格的な刑事ドラマを見たいと思っている、そこのあなた!」なんです。
淡々と進む地味な展開
ドラマ「ボッシュ」の魅力は「本格的な刑事もの」で「役に忠実な俳優陣」。
ではそうなるとドラマ全体のつくりはどうなってしまうのか。そうです、
派手さのない地味な印象のドラマになってしまうのです。
しかし私は言いたい。それこそがボッシュの魅力でもあるんです。
地味といってもドラマなので、何もないってことはありません。話は常に進行します。
しかし全てがインパクトのある話か?と言われるとそうでもありません。
またそれは演出に関しても言えます。
わざとすぎるほどのBGMをガンガン使う演出。明らかに感動させ泣かせようとする演出。些細な人間の感情を無視し、それを大げさに誇張しようとする演出などなど…。
そういった演出は「ほぼない」と言っていいでしょう。
逆に言えば、そういった過剰な演出がなくとも視聴者を引き込む撮り方と演技。「たわいもない痴話喧嘩」や「職場内の信頼関係や嫉妬」などをうまく表現し、見ている視聴者を共感させます。
よってドラマ自体は地味になるんです。しかし、それこそがリアル。普段の生活で何事もドラマチックになることなんてないですよね?
しかし、その地味さがもう本当にかっこいい。
オススメの鑑賞法は、夜にちょっとお酒でも飲みながらじっくりと見ること。そんな雰囲気にぴったり合う大人なドラマです。
海外の評価
海外でのボッシュ / BOSCHの評価はどうなのでしょうか?
今回は海外の有名なエンタメ情報サイト”IMDb”と”Rotten Tomatoes”の評価を見てみました。
その結果、IMDbでは8.5と高評価。そしてRotten Tomatoesではなんと批評家と一般視聴者の評価が90%以上!
みなさんもぜひドラマを見てください。この評価の理由がきっとわかるはず。
正式な続編も公開
ドラマ「ボッシュ」はシーズン7で完結します。
なおこれはアマゾンプライムビデオのオリジナル作品で最長記録となっています(2023年2月時点)
そして2022年にはなんと、正式な続編となるスピンオフ作品「ボッシュ: 受け継がれるもの」が公開されました。英語名は”Bosch: Legacy”です。
最長記録を打ち立ててもなおスピンオフが作られるのはドラマがおもしろい、という証拠ですね。
ボッシュはプライムビデオで
最後に「ボッシュ」の魅力&見どころをまとめてみましょう。
- 本格的なアメリカの刑事ドラマ
- 俳優陣が役にぴったりで違和感なし
- 味のある地味な展開がリアル
「地味な展開」という言葉に『ちょっと退屈なストーリーなのかな?』と思われてしまいそうですが、全くそうではありません。ご心配なく。
他にも海外ドラマ「BOSCH/ボッシュ」に関する記事を用意しました。お時間ある方はぜひ見てみてくださいね。